【理学療法士が執筆】『施設入所高齢者の靴選びのポイント』

理学療法士2児の母の春日井翔子です!

介護施設でのリハビリ業務や研究、靴の本の執筆や講座の開催をしており、本ブログでは靴の正しい選び方等を発信しています!

正しい靴選びが長期的な健康の一助となれば幸いです。

【この記事を読んでわかること】

  • 理学療法士が執筆した「老人ホームの高齢者の靴選びの本」がわかる!
  • 高齢者の介護シューズの選び方のポイントがわかる!
目次

老人ホームや特養に入所している高齢者の靴選びがわかる本

今回は、理学療法士である著書が執筆した『施設入所高齢者の靴選びのポイント』をご紹介します!

本書は、介護施設で理学療法士として働く著者が、実際の経験をもとに高齢者の介護シューズ選びのポイントを解説しています!

なぜ特養に入所している高齢者の靴選びが大事なのか

靴は生活環境の1つです。

特養や老人ホームに入所している高齢者は家で1人で生活することができないから、施設に入所しています。

それは、身体機能や認知機能が低下しているためです。

そのため、靴が足に適合していなかったり、踵を踏むなどの不十分な履き方だと転倒のリスクがあります。

それは、骨折事故など重大事故に繋がる可能性があります。

したがって、その人にあった靴を選び生活環境を整えることは非常に大切です。

たかが靴。されど靴。

靴をしっかりと適合したものを選ぶことで、その人の生活が守れるのであればそれに越したことはないのです。

靴選びのポイントは普段の動作や認知機能を見ること

介護施設に入所している高齢者は、一般的な靴選びとは少し違います。

足だけ(サイズだけ)で選ぶのではなく、動作レベル(生活の中の動作)や認知機能など、その人の生活全体を見て靴を選ぶのです。

もちろん、靴のサイズが適合していることも非常に重要ですが、それだけで選んでしまうとせっかく買った靴を活用できないこともあります。

例えば、以下のような普段の様子を見ます。

  • 車椅子に乗っているのか、歩くのか。
  • ベットから車椅子への乗り移り(移乗)は自分で行うのか。
  • トイレに行くのか。
  • 靴の踵は踏んでしまうのか、靴のベルトを留めることができるのか。

他にも足・爪の変形やむくみ(浮腫)がないかなどもしっかりチェックします。

介護施設の高齢者の靴選びでは考慮すべきことがたくさんあるのです。

靴の脱ぎ履きができるか

動作の中でも大切なものの1つが「靴の脱ぎ履き」

これは、一見、手先が器用に動かせるかどうかという「身体の機能」のように思いますが、実は「認知の機能」にも大きく関わってきます。

高齢になり認知機能が低下してくると、身体の機能は維持できていても動作ができなくなることがあります。

靴を履くこと自体を忘れてしまったり、何度声をかけても靴の踵を踏んでしまったり。

歩くことはできるけど、靴はしっかり履けない方も多いのです。

それはやはり転倒に繋がるため、注意しなければなりません。

一見、しっかりと受け答えができている方でも、普段の様子を見て慎重に判断することが大切です。

そんな時は、普段の様子をよく見てくれている介護職員が大きな力になってくれます。

踵なしでも脱げにくい!高齢者におすすめ靴

踵を踏んでしまう高齢者には、踵がなくても甲の部分がしっかり固定できる「あゆみオープンフィット」がおすすめです!

ブラウン、ピンク、ブルー、ダークグレーの4色展開で、多くの高齢者の選定時に活用させていただきました!

ちなみに、私はダークグレーがシックな色で好きです。

この靴は厚いインソールも入っていて、アーチがしっかり支えられるので、足にも優しいのです。

ちなみに、あゆみオープンフィットは若い方から高齢の方まで、幅広い世代のルームシューズとしておすすめですよ!

私の友人にもおすすめして、喜んでもらえました!

家で足の痛みがあったり、足が疲れやすい方は、普通のスリッパ履くより断然おすすめです!

価格も3,000円程でお手頃価格なのも魅力的ですね。

こちらは、靴下を履いての使用がおすすめです。

私はアルカのルームシューズを履いていますが、子供の足がもう少し大きくなったら、あゆみオープンフィットのルームシューズの購入を考えています!

機能訓練指導員(リハビリ)、ケアマネ、介護職員など特養やデイで働く職員向け

介護施設では多くの職員が高齢者と関わっています。

しかし、靴選びについて学ぶことはほとんどありません

また、実際の靴選びの流れもなかなか学べないため、実践で身に着けていくしかないのが現状です。

本書は、介護施設の高齢者の靴選びの一助となればと思い執筆しました。

そして、高齢者の日々の生活が少しでも良くなれば大変嬉しいです。

いかかでしたか?

本記事があなたの靴選びの一助となれば幸いです!

『靴は、ただのファッションではなく、健康への投資。』

春日井 翔子

【著書】子供靴の本:子供靴の選び方・履き方が学べる本・絵本シリーズ

書籍はプロフィールにてご紹介しています!

すべてAmazon Kindle Unlimitedで読み放題!

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この記事を書いた人

理学療法士×研究員×ファイナンシャルプランナー(AFP認定)×2児の母。児童館や地域学習センター等で子ども靴の選び方講座を開催。本サイトで子ども靴の正しい選び方等を発信。著書は『1歳児からの靴選び』他5冊出版。健康オタク(特に食生活)。しかし家事は苦手で、料理は夫担当。趣味はピアノと合気道。

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