理学療法士で研究員、そして2児の母の春日井翔子です。
このブログでは、子どもの足の健康を守る靴選びや、運動発達について発信しています。
ひな助産院にて「子どもの運動発達と靴選び」講座開催
本日、2025年11月28日、
ひな助産院にて「子どもの運動発達と靴選び」をテーマに講座を行ってきました。
ひな助産院は、毎年お声がけをいただいており、
助産師の先生がとても熱心に子どもの足や発達について学ばれている素晴らしい現場です。
毎年こうして継続して講座の機会をいただけること、本当にありがたく感じています。
助産師学生向け講座「ママ向け+より専門的なディープな内容」
今回は、普段ママ向けに行っている講座内容に加えて、
助産師学生さんに向けて、より専門的な視点から“運動発達と歩行”について深くお話ししました。
特に今回は、
- 立位・歩行に至るまでの運動発達の流れ
- 反射や運動動作
- 歩行パターン
- 移動の発達
など、かなり専門的な内容にも触れています。
発達には「個人差」はある、でも「順序」はほぼ同じ。

講義の中で、特に大切なポイントとしてお伝えしたのが、
✅ 発達のスピードには個人差がある
✅ しかし、発達していく“順序”はほぼ共通している
という点です。
たとえば、
- 1歳前後で歩き始める子
- 2歳を過ぎてから歩き始める子
この違いは、その子の発達スピードの個性です。
大切なのは、
「今、その子にとって必要な運動発達は何か」
という視点。
歩行だけを急がせる必要はまったくなく、
今の発達段階に合った関わりを大切にすること、そして焦らないこと。
私たち専門職に必要なことは、今その子に必要な運動発達を促す関わりであること。
この点についても、しっかりお伝えしました。
靴についても「科学的な視点」で

靴についても、
- なぜその構造が必要なのか
- なぜその形状が発達に影響するのか
- どんな靴が歩行を妨げるのか
といった 科学的・解剖学的な視点 を交えながらお話ししました。
受講者の声(一部抜粋)
今回の参加者の皆さんは、まだお子さんがいない方も多い中で、
とても熱心に、真剣に耳を傾けてくださいました。
●「靴について知識が少なかったため、将来子育てをする時に情報共有したいと思いました。」
●「小さい時から気をつけることで、将来の姿勢や歩き方に大きく関わってくることを知り、自分の子どもでも必ず実践したいと思いました。」
●「靴の正しい履き方を初めて知りました。今後は自分の子どもにも実践したいです。」
●「今までサイズの確認方法を間違えていたことに気づきました。身近な妊娠・出産予定の人にも教えてあげたいと思いました。」
そして、
- 講義のわかりやすさ
- 内容を実践したいか
- 友人に勧めたいか
いずれの項目も 満点評価 をいただき、本当にありがたく思っています。
医療職であっても、靴の知識は意外と知られていない

助産師さんをはじめ、医療に関わる方であっても、
- 子ども靴の選び方
- 正しいサイズの測り方
- 発達と靴の関係
については、実は詳しく知られていないことが多いのが現状です。
だからこそ、
専門職が正しい知識を、わかりやすく発信していくことの大切さを、今回改めて強く感じました。
ひな助産院の講座は今回が最後
今回の講座をもって、
ひな助産院でのママ向け・学生さん向け講座は一区切りとなりました。
ひな助産院は 来年3月をもって閉院予定 と伺っています。
これまで毎年こうして講座の機会をいただき、
温かく迎えてくださった助産師の先生方には、
心から感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、今までありがとうございました。
専門職としての大切な役割
講義終了後には、
助産師の先生と 今の赤ちゃんの発達や出産状況について たくさんお話をさせていただきました。
その中で改めて強く感じたのは、
私たち専門職が、正しい知識を、わかりやすく伝え続けていくことの重要性 です。
今後も、形は変わっても、
素敵な助産師の先生と長くつながっていきたいと心から思っています。
これからも、赤ちゃんとお母さんの未来のために

- 赤ちゃんの発達
- 子どもの足の健康のための靴選び
これらを、専門職の立場から丁寧に伝える活動を続けていきたいと思っています。
赤ちゃん、お母さん、そして未来のご家族にとって、
少しでも力になれるような発信を、これからも続けていきます。
春日井 翔子



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